通貨オプションの基本と特徴について - デリバティブを始める為のオプション・先物取引入門

今現在、サムライFXやフィリップス・フューチャーズが通貨オプションや通貨先物を
取り扱っております。今のところは一般的ではありませんが、今後もしかしたら通貨
オプションの存在が広く世間に知れ渡ることになるのではないかと期待してます。



通貨オプションもオプション取引の一種となっているわけですから原資とされるのが
通貨や金利となっております。そして、これらの権利行使価格といって予め決めら
れた価格で、限月といって決められた期間内に売買します。



ちなみに通貨オプション取引の世界でも買う権利をコールいいます。一方、売る権利
をプットといいます。例えばドル円が２月末に８５円を割ると予想するのであれば、２月
限権利行使価格８５円のプットを買います。



そして、実際にオプションを購入する際には費用がかるのですが、それをプレミアム
といいます。ですので、この場合のプレミアムはドル円が権利行使価格の８５円に近
づくほど高くなります。また、反対に離れるほど安くなります。



反対に８５円を超えると予想すればコールを買います。そして、プットを買った場合は
実際に２月に８５円以下に下落することにより利益が得られることになります。



しかし、もし期待通りに８５円を割らない場合はオプションの価格はゼロになりますの
でプレミアム分損をすることになってしまいます。



今のところは手数料なども割高なのですが、人気が高まるにつれて取り扱う業者も
増えますので、FXのリスクヘッジとして通貨オプションを取引するのも良いでしょう。