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ショートスワップの仕組とその特徴 - デリバティブを始める為のオプション・先物取引入門





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ショートスワップの仕組とその特徴



今回はショートスワップについて簡単ではございますが、解説させ
て頂きたいと思います。デリバティブにおけるショートスワップとは
いわゆる金利スワップの一種です。



金利スワップは実際の契約期間が比較的長めであることが前提に
なっているのですが、このショートスワップに関しましては契約期間
が約1年という短い期間の取引となっています。



このため、デリバティブ関連に金融取引の中で一般の金利スワップ
とは区分してこう呼ばれてます。なので変動金利と固定金利を交換
する金利スワップですが、全期間が1年と短期のスワップです。



そして契約時点で1年間の金利が確定することとなります。以後3ヶ
月ごとに市場実勢で金利を見直していく方式がとられております。



またショートスワップの利用法についてですが、例えば金利の低下
が見込まれる状況にある場合、1年ものの固定金利の受取を5%で
契約し、当初3ヶ月の変動金利の支払いが4.5%と仮定します。



その後、思惑通り金利が低下すれば、次の3ヶ月の支払い金利は
4%に低下するかもしれません。そして利ザヤは1%に拡大します。



金利変動を見込んだ上での利ザヤを求める取引は金利操作と呼
ばれます。そして従来は、金利操作は実際に資金を市場に放出
したり、市場から調達していました。



ショートスワップは、元本に相当する資金を使わずに金利操作が
できるという点で効率的な手段といえるでしょう。



なお、デリバティブにおけますこのショートスワップは、変動、固定
とともにスタートを金利先もの市場に合わせるのが特徴です。



すなわち、固定のものを6月スタート、9月スタートなど、先物市場
の限月にあわせるとともに、変動の3ヶ月米ドル円のスタートも6月
や9月など、固定もののスタートに合わせた取引となります。

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