ここのところ米国市場では金融不安や世界的な景気減速によって
株式や為替だけでなく、債券や商品市場でも大きく下落する場面
が増えており、今後されにこうした傾向が進みそうです。
そんな中、今回はT-Bond先物の仕組みについて簡単ではござい
ますが解説させていただきたいと思います。T-Bond先物は、米国
の財務省証券T-Bondを原資産とする先物です。
いまから30年まえの1975年シカゴ商品取引所に上場しました。
当時の財務省証券の価格変動が大幅かつ頻繁に発生する状況を
みて、投資家からの要望が高まったことを受けて誕生しました。
このT-Bond先物は、30年債を原資産とするものです。
CBOTはその後も投機家のニーズを忠実に満たすために2、5、10
年物のT-Noteを原資産とする先物を上場しています。
米国の先物取引所の上場債券先物の中で最も活発に取引されて
いるT-Bond先物は、金融商品として非常に優れております。
今後、日本国内の債券市場でもT-Bond先物が誕生までにようした
プロセスを模倣して新商品を開発する必要性があると思います。
PR