金融先物取引きの仕組みとその特徴 - デリバティブを始める為のオプション・先物取引入門

今回はデリバティブ市場で重要な役割を果している金融先物取引
きについて簡単ではございますが、解説させて頂きます。



基本的に金融先物取引きは、金融商品の価格をあらかじめ取り決
めた上で将来の売買を約束する取引です。



そして、実際の取引では決められた期限内に反対売買を行なって
決済しなければなりません。こうすることによって差額が生じ、プラ
スであれば利益に、マイナスになれば損失になります。



また、金融先物取引き市場にて実際に取引される金融商品は大き
く分けると3つに分けることができます。



一つ目は金利を商品対象とした金利先物で、ドルやユーロ預金に
掛かる金利を取引の対象としているのが特徴です。



二つ目は日本国債、米国国債など債券先物で、債券価格が変動
することにより金利に大きな影響を及ぼすことから、金融先物取
引きでは金利先物と同様に位置づけられています。



三つ目は、日本円や米ドルなどの通貨を対象とした通貨先物で、
基本的にはFXなどの為替取引と同じです。



また、日経平均やTOPIXなどの各国の株式市場の主要株価指数
を投資対象とした株価指数先物も含まれます。



こうした金融先物取引き市場での動きが、株式などの現物取引の
市場に対して大きな影響を与えます。



上述させていただいた各市場の動きを把握することによって優位
に投資することができますので、必ずチェックしてください。