世界中の金融市場および金融機関に大きな損失をもたらすことと
なった、サブプライムローンをはじめとした住宅ローン債券に関す
る問題が、今後さらに長期化することが懸念されております。
実際に、米証券大手のリーマンブラザーズは破綻に追い込まれて
しまったことにより金融不安が大きく拡大しています。
こうしたことから、引き続き09年のクレジット市場は、こうした動きを
継続して警戒しなければならくなりそうです。
こうしたことから来年以降、国内のクレジット・デフォルト・スワップ
(CDS)市場は海外CDS市場と協力する形で連動性を強めること、
でリスクを回避する取引が行なわれることとなる見込みです。
また、一般債市場におきましては、投資家の投資姿勢はこれまで
以上に慎重になることが予想され、今年買いそびれることとなった
多くの投資家が国内普通社債(SB)への投資が活発化しそうです。
しかし、国内のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場が、波乱
が巻き起こることに対して警戒しなければなりません。こうしたこと
から、かなり神経を使う展開が予想されます。
実際に、市場におきましては、クレジットリスクをヘッジするために、
買いエネルギーが上昇していることから、プレミアムに上昇圧力が
かかりやすいと予想されております。
このまま、来年以降も継続して株式市場の回復が遅れるのであれ
ば、さらにリスクヘッジの重要性が高まることとなりそうです。
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