【デリバティブが分かる金融取引入門】
事前予想通り、日銀は利上げを据え置くこととなりました。
これにより、円キャリートレードが縮小する懸念感が後退する
こととなり、世界的マネーは過剰なままとなります。
こうしたことから、日銀が利上げを据え置いたことによる効果
はけっして小さなものではありません。
今現在、原油高をはじめとした、原料の高騰により、日本だけ
ではなく、多くの国々でインフレ化が進むことを懸念する声が
日増しに高まっております。
過剰マネーが引き起こすのは、物価の上昇であるインフレ化で、
こうしたことから、今現在、色々な金融市場においてインフレ相場
が年末に向けて形成される可能性が高いとされています。
考えられる展開としては以下の通りです。
<米国>
サブプライム問題をうまく活用しながら米国主導の金融バブル
が継続されるとともに、原油や金の投機売買も継続される。
<中国>
加熱がおさまりそうもなく、日増しにギャンブル色の濃い相場
が形成されている中国株式市場は来年のオリンピックに向かっ
てさらに過熱の一途をたどる。
<日本>
壊滅的な国家的借金を抱えている日本が、この窮地から脱却す
るにはインフレ化を有効に利用するしかない。
上述したことから、1989年の相場に近い状態に今現在なりつつ
あり、そうした動きはより加速化することとなりそうです。
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