トレード後の反省を習慣に - デリバティブを始める為のオプション・先物取引入門

【デリバティブが分かる金融取引入門】


こわいのは、ビギナーズラック的に数回程度の売買を繰り返し
ただけで、大きな利益を得てしまうことです。



なぜかといいますと、自分の相場判断は常に正しいと錯覚し、
それが自分の実力だと考えてしまうからです。



そして、損失を被ったときの反省を怠るようになると、遅かれ
早かれ損失がかさむようになります。



運任せにトレードを行なっていたので、当然のことながらツキ
がなくなると、何をやってもうまくいきません。



イライラと不安が募るばかりの状態で相場に入っても勝てる
わけがなく、売買を繰返せば、損が膨らむばかりです。



そこで、反省し、仕切りなおせばいいのですが、エゴが拡大し
すぎたことが災いし、一発、大きな玉を建ててることで損を一気
に取り戻そうとあせることになります。



そのような心理状態の時に仕掛けた玉は、「まがる」に決まって
おり、損がかさんでいるときに、とどめの大損失を出してしまい、
最終的には、すべてを失うことになってしまいます。



ですので、自分が損失を出した場合であっても、責めるべきは
自分で、決して当日の相場や他人ではありません。



もし仮に、誰かのアドバイスに従ったとしても、最終的に判断した
のは自分であるわけですから他者を責めるのは筋違いです。



こうしたことから、相場で利益を上げたときでも、また逆に損失を
被ったときであったとしても、一定期間相場から離れ、休養をとり、
精神の健康を取り戻すことが優先課題となります。



そして、健全な判断力を取り戻すことによって、相場に柔軟に対応
できるようになりますので、後になって利益を生むことになります。



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