【デリバティブが分かる金融取引入門】
投資を始めたばかりのころは、短期売買が中心だったので、
テクニカル分析だけを行なっていました。
経済指標などは米雇用統計に匹敵する重要度の高いもの
だけを見て他は無視しておりました。
しかし、テクニカル指標だけでは理解できない相場の流れ
を読む必要性を感じたので、ファンダメンタルズ分析も少し
ずつ理解できるように勉強しました。
ファンダメンタルズは原因と結果が必ずしも結びつくわけ
ではないので、原因が同じであっても結果が違います。
なので、ファンダメンタルズを軽視する方も少なくないの
ですが、個人的にはテクニカルもファンダメンタルズとも
に重要ですし、有効に利用すべきだと思います。
そして、一般的には短期投資の場合はテクニカルが有効と
され、長期投資の場合はファンダメンタルズの重要度が高
いとされているのですが、双方にそれぞれ利点があります。
例えば、テクニカル分析の場合であれ、投資家心理の偏
りをビジュアル化することで、売買タイミングを示します。
また、ファンダメンタルズ分析はトレンドがどちらに傾いて
いるのかと継続期間を教えてくれます。
短期投資ではタイミングが重要ですし、長期投資ではトレ
ンドの強さと継続期間は重要です。
こうしたことから、偏ることなくできるだけ、両方をバランス
よく用いて投資することをおすすめします。
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