【デリバティブが分かる金融取引入門】
先週、FOMCが開催されインフレを懸念する声を押しのけ、FF金利を
0.50%引き下げることとなりました。
政策決定機関たるFOMC内では、過剰反応は避けろという思惑からか、
利下げにかんして消極的な向きもあっただけに、全員一致の大幅利下
げに踏み切ったことは、心理的効果が大きいと思います。
また、これまで金融市場が信用不安に揺れていた状態に安心感を与え
たする一方で、問題解決には疑問の声もあがっています。
ブッシュ大統領が、サブプライム住宅ローンの借り手保護策を示すも、
米連邦住宅抵当金庫など、政府直接監督の住宅金融会社によるローン
債権買い取り拡大には依然として反対する声が強いです。
なぜなら、政府による本格的救済措置は期待できないと思われている
からで、信用がないことを如実にあらわしています。
また、米住宅金融最大手の会社では、今月、全従業員の2割にあたる
1万2000人の削減を発表しております。
そして、サブプライム事業からの撤退も表明しています。
変動金利のサブプライム住宅ローンでは、来年にかけて債務者200万人
が、新たに金利大幅引き上げに直面するそうです。
相当値が深い問題であることから今後も、各金融市場に突発的に問題
が浮上する可能性があるので注意が必要です。
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デリバティブ関連の金融商品に投資する前に各機関から発表される正式な
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