デリバテイィブの金利先物取引は、将来の金利の変動から生じる
リスクを回避するのに多いに役立ちます。
基本的に金利先物取引は「金利商品を将来の一時点で一定価格
で売買を約束する取引」と説明されています。
しかし、一般的に考えて預金や貸し付けに使う金利を、一体どうや
って売ったり買ったりするのか疑問がわくと思います。
金利先物取引では金融市場にて実際に金利を売ったりするために、
以下のように一つのルールが作られております。
金利先物の価格を100マイナス金利と決めてあるのです。
例えば、物価格が97.80の場合は100.00 -97.80 = 3.20
金利は3.20%という取り決めがなされるわけです。
こうしたルールが予め設定されている為に先物価格と金利の間に
は特殊な関係が成り立つのです。
つまり、もし金利が上昇すれば先物価は低下し、逆に金利が低下
すれば先物価格は上昇するということになります。
このような金利先物価格の特性を利用することにより、将来の金利
の上昇や低下した場合に対応出来るわけです。
また、東京金融先物取引所の金利先物の対象となります円預金の
機関は3ヶ月で、限月と呼ばれる決済期日の到来月についてですが、
3、6、9、12月に限られています。
そして、取引単位についてですが、一億円で、価格の最小変動単位
(呼値の単位)0.01(1ティック)ですので、価格が1ティック変動する
ことによって2,500円の損益が計上されます。
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