デリバティブには、どんな狙いや効果があるのでしょうか?
はい、それには2つの目的がございます。まず一つ目は「将来起こりえる危険を回避
する事ができる」という働きについてです。
そして、もう一方が「収益追求による投資行動、ようは、投機対象としてのポイントが
高い」という事です。
ここまでにおいて、何度もヘッジという言葉を使わせて頂きましたが、ヘッジとは、
直訳すると、「垣根」という意味で、将来の商品価格変動の危険を回避する為の、
テクニックの一つです。
ここでいう「商品」の中には「金融商品」当然の事ながら含まれております。
前回解説させて頂いた、先物取引、先渡し取引、スワップ取引、オプション取引と
いった手法は、ヘッジに大変に使いやすいのが特徴です。
こういった取引方法が考案された大きな理由といっても過言ではありません。
さらに投資を行う上でも非常に優れた特徴をもっています。
それは「少ない資金で大きな取引ができる」という「レバレッジ」を使うことで大きく
利益を上げることができます。レバレッジを直訳すると「てこ」です。
デリバティブでは、為替はもちろん、株式にしろ、債券や、その他の商品(貴金属、
各種穀物、砂糖、繊維、原料、ゴムなどの工業原料)にせよ、現物の商品を動かす
のに比べて、少額の資金で大きな投資ができるのです。
もちろんヘッジする上でも小額の資金を有効にまかなえます。
その意味で、デリバティブというのは、いわゆる「両刀の剣」なのです。
うまく使いこなす事ができれば、相場変動の危険回避にも大きな力を発揮します。
ところが、使い方次第では、投資の失敗を我が身を滅ぼす恐ろしい凶器です。
上述した事から十分注意する必要がございます。
※投資は必ず自己責任の範囲内でお願いいたします。
投資する前に各機関から発表される正式な開示情報をご確認ください。
利用者の損害について、誤字、誤配信を含め、いかなる場合においても
当方では責任を負いませんのでご了承ください。
デリバティブで初心者でも爆発的に儲ける為のデリバティブ塾トップへPR