海外版ラップ口座について - デリバティブを始める為のオプション・先物取引入門

【デリバティブが分かる金融取引入門】


ファンドラップ口座は、欧米では資産運用のための一商品として
すでに普及しておりますが、日本では3年前に解禁されました。



まだ、それほど一般には認知されておりませんが、サブプライム
ローン問題により、金融市場が信用不安から揺さぶられたことに
より、大きな損失を被った個人投資家が後をたちません。



こうした、投資家の多くは自分だけの投資判断にもとづく資産運用
に限界を感じている方も少なくないと思います。



ですので、こうした投資家の方々によるラップ口座の利用が来年
以降さらに増えるのではないかと思っております。



もっとも、最低投資金額が高めに設定されていますので、だれで
も気軽にとはいかないのですが、人気化されれば低額の商品も
でてくるかもしれませんので、人気拡大に期待がかかります。



また、投資家によっては、日本株の成長性の低さに辟易し、海外
市場への投資を希望される方も少なくないと思います。



海外ファンドでもPPBといって、日本のファンドラップ口座の特性
にかなり近い商品があります。


ちなみにPPBはプライベートポートフォリオボンドの略称です。


このPPBの特徴は、日本のラップ口座は証券会社が設定した
数十の投資信託からしか選択できないのに対して、数万という
膨大な数のファンドから選択することができます。



国内の金融商品だけではなく、海外の金融商品への投資に興味
があるかたには検討するに値する商品だと思います。




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