今現在、国内で取引されている三種類の株価指数先物の取引
条件は以下の通りとなっております。
売買単位は各指数に一定の倍率を乗じた円貨となります。
TOPIXは1万倍、日経225は100倍、日経300は1万倍です。
具体的な円貨額につきましては、TOPIXの指数が1000ポイント
なら1000万円、日経225の指数が1万5000円なら1500万円、
日経300の指数が300ポイントなら300万円となります。
そして、最小価格単位につきましてはTOPIXが1ポイント、日経
225が10円、日経300が0.1ポイントです。
1単位について最小価格単位が1単位変動した時に生じる損益
は以下の通りとなっております。
TOPIX 1×10,000円=10,000円
日経225 10円×1,000=10,000円
日経300 0.1×10,000円=1,000円
株価指数先物も 金融先物取引として売買された後には、多くの
取引は期日前に買戻しされるか、または転売により決済されま
すが、決済方法は差金決済になります。
また、取引最終日までに買戻し、または転売されなかった 未決
済建玉につきましても、受け渡しする具体的な現物があるわけ
ではございませんので、差金決済となります。
ちなみに、最終的な決済は取引最終日の翌営業日に算出され
る 特別清算指数、スペシャルクォテーション(SQ)との差金を
授受する形で行われることになります。
なお、各取引とも価格の極端な変動を避けるため、前日の最終
約定値から上下5%を基準とする サーキット・ブレーカー制度と
よばれる値幅制限措置がとられます。
株価指数先物取引は対象商品が多数の 銘柄の平均株価です。
したがって、多数の銘柄を平均的に買う 分散投資などの場合に、
その全体の価格変動リスクを回避しようとするときなどは、この
取引はとくに有効とされております。
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