金利スワップとは、固定金利と変動金利など、同一通貨で異なる
金利の支払いや受取を交感するための取引です。
また、通貨スワップは、ドルと円など異なる通貨の元利金の支払
いや受取を交換するための取引きです。
そして、金利スワップが金利のみなのは、同一通貨のため元本
の交換が行われないからなのです。
例として、CP(コマーシャル・ペーパー)による資金調達をあげさ
せていただきますと、CPは、企業が短期の約束手形を発行し、
金融市場から資金を調達する方法です。
CP発行による資金調達は、実際に行われるときの市場環境にも
よりますが、同一企業が集中して発行しない限り、有利な条件で
資金を調達できる大きなチャンスです。
ただ、期間が3か月といった短期であるために、発行を繰り返す
間に金利上昇リスクを被る可能性があることが問題となります。
このような金利上昇リスクの回避にも金利スワップが有効な手段
となります。企業の資金調達を行う上で、CP発行は重要です。
そして、当然のことながら景気動向が上向くことを予測して、金利
は近く上昇する可能性が高いと判断します。
そこで、CPによる資金調達は今後継続して行っていくものの、
同時に金利スワップにより短期の変動金利を長期の固定金利
に替える判断を下したと仮定します。
また企業が発行したCPの支払金利は短期の変動金利のため、
変動金利受取、固定金利支払の金利スワップを取り組むことに
より企業の支払い金利は長期固定金利で確定されます。
こうすることで、将来的な金利上昇に備えることができます。
また反対に、金利の低下が見込まれるときに、将来の預金金利
低下リスクを回避しなければならい状況に直面したと仮定します。
こうした場合には、変動金利の支払いと固定金利の受取りとい
った金利スワップを行う方法がございます。
予想通り金利が低下すれば支払う変動金利は低下し、受け取る
固定金利は契約通りで、変動することはございません。
このように金利低下によりメリットが得られることで、そのメリット
で預金金利が低下して生じる損失を補うことができます。
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