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ファンダメンタルズ分析の注意点 - デリバティブを始める為のオプション・先物取引入門





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ファンダメンタルズ分析の注意点



ファンダメンタルズ分析を否定するつもりは全くなのですが、
注意しなければならない点として、勉強熱心な方ほど固執して
しまい適切な投資判断が下せなるという問題があります。



人間が将来的なことを予測をする場合、今現在おかれている
状況から飛躍して考えることができないという特徴があります。



このため、予測するといっても、せいぜい今現在の状況と近い
か、もしくは、過去から現在までの流れをなぞる程度です。



事実、多くのエコノミストアナリストも、過去の例を引っ張って
きて、それらをもとに仮説をたてたうえで予測します。



残念ながら、実際はそうした予測より遥かに大きく動くことが圧
倒的に多いので、こうした理由から、経済指標を分析すればす
るほど、現状を踏まえて予測を立てることが困難となります。



こうした理由から、教科書的なファンダメンタルズ分析は投資
を行なう上で、利益を上げることを目的とした場合それほど目
に見えて分る大きな効果が得られません。



そして、先述したとおり、投資のみならず世界経済に対して豊
富な知識を持ち、分析能力が高い人程深みにはまりやすい傾
向にあるので、こうした落とし穴には十分注意が必要です。



例えば、具体的にはGDP統計はある意味、実体経済を測る上
で最も完成度の高い指標とされており、また、経済学の視点か
らみた場合も重要な指標として捉えられております。



しかし、マーケットの視点から見た場合、それほど重要しされて
おりません。GDPが発表されたことによって市場が大きく動くの
は発表された数値が市場予想を大きく上回った時のみです。



そして、GDP統計は一ヶ月以上前の過去の数字であるため、
こうした指標だけで将来を予測することは非常に難しいです。



市場からすれば、受注動向やセンチメント調査のどの先行指標
の方がかえって重要視されております。



これらの数値のブレがどのように解釈されるかによって得られ
る結果は大きく分かれることになります。



そして、米雇用統計も先行系の指標ではなく、あくまでも前月
の結果が翌週に発表されるものとなっております。



速報性という意味においては重要な指標ですが、速報性の高い
指標に注目して投資判断を下せば良いというわけでもないので、
こうした点を十分注意しなければなりません。



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