発表された経済指標がまちまちとなるも、マイクロソフトによる巨額
なヤフー買収案が報じられたことにより線種末の米国株式市場の
株高を受けて東京市場も日経平均が大幅上昇しております。
ようやく、安定化しそうな雰囲気もありますが、これまで米国株式
市場が牽引するように世界中の金融市場が揺さぶられていただ
けに、下値を固める動きとなるか注視する必要がありそうです。
これまで同様に為替市場や債券市場などでは株価を横目で眺め
ながらの展開が継続しているので、株式市場が今後の市場全体の
流れを決めることになると思います。
依然として、サブプライムローン問題の解決に向けた対応策が出
ていない上に、モノライン(金融保証会社)救済案が発表された今
も不透明感が広がっているように思われます。
とりあえずの止血にはなると思いますが、モノラインの格付けは
今後も下がり続けることが予想されていますので、それにともな
ってサブプライム関連商品の格付けも下がることになります。
そうすると、さらに金利を高く設定しないと投資してくれる人もいな
いので、金利を支払うために金融機関は資金調達に奔走しなけれ
ばならなくなり、事業債券は困難を極めます。
金融大手がさらに損失を膨らますことになれば、当然のことなが
ら市場に再び動揺が走ることは避けられませんので、株安・円高
の連鎖が強まる可能性が高いと思います。
そんな中、今週9日に東京にて7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)
が開催されるのですが、世界中の金融市場の安定化を図るために
各国の要人がどのような提案がなされるか注目したいと思います。
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