約30年ほど前にアメリカのレオ・メラッドによって生み出され
たデリバティブが何故、急成長を遂げることが出来たのか?
理由は色々あるかと思いますが、
金融商品を取り扱う側から
も投資する側からも便利な金融商品であるからです。
そして、高いニーズを満たすことが出来たことによって、今日
まで大きく成長することができました。
今回は、簡単ではございますが、デリバティブの市場ニーズ
とどう合致しているのか解説させていただきます。
<柔軟性が高い>
まずデリバティブは非常に柔軟性の高い金融商品です。
金融業界は、他の業界と同じように、IT技術を最大限に駆使
した金融ハイテクの世界になっております。
どんな利回りでも機械的に創り出すことが可能です。
上述したことを、「イールドカーブ」といいます。
イールドカーブはいったいどういうものかといいますと、例え
ば、「5年後に、最低でも○○パーセントの利回りが欲しい」と
いう顧客のニーズがあると仮定します。
すると、コンピュータは様々な商品を組み合わせることによっ
て、顧客のニーズに合う利回りを創り出すことができます。
こうした金融ハイテクが進むことによって、デリバティブで、
何でも創り出すことが出来ることになるわけです。
こうした金融商品を開発する為の技術はNASAで数々の
プロジェクトの開発に実際に携わった人々の高等数学の
知識を生かし、開発されました。
<コストが低い>
二番目は、先にも述べましたが、投資のコストが安い為に、
投資する側からすれば非常に重宝するわけです。
レバレッジを使うことで、少ないお金で多くの取引を行うこと
ができることから、元手が非常に安く済む上に、投資効率、
投資効果、利便性が高いのです。
<マネー経済の巨大化>
マネー経済は実体経済から大きくかけ離れてしまってます。
実体経済は景気が悪い時には、成長率は鈍化します。
仮にもしGDPが成長率の実体経済を計る指標とするならば、
成長率10%という数字は、途上国でしかありえません。
ところが、マネー経済の場合は、金利を見ると今は微々たる
物ですが、5%前後あった時代も実際にありました。
この場合、どんなに市場が成熟していたとしても、金利分は
だまっても成長していくわけなので、マネー経済が実体経済
よりも強くなってしまう要因は、ここにあります。
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