残念ながら依然として金融不安が沈静化する気配が感じられません。これまではサブ
プライムローンをはじめとした住宅ローン債券の評価損による金融機関の損失拡大が
元凶とされていたわけですが、今では多方面に問題が波及しています。
かつての日本がそうだったように、米国の商業ビルや商業エリアの土地の価値が下がり
始めていますので、米国の金融当局は今後も厳しい舵取りを迫られそうです。
米国のデリバティブ市場に流通する金融商品の信用評価を行っているモノライン(金融
保証会社)自体の信用力の低下しているだけに深刻です。
モノライン自体の信用がさらに低く見られるようになることはさけられそうにありません。
クレジット市場がさらに低迷することを恐れて、パニック的な投売りが加速する可能性
も高いので、一般の個人投資家が取引できる
デリバティブ商品にも影響しそうです。
長期での投資がさらに難しくなる可能性が高いので、さらに不安定な相場概況が続くと
思います。そうなると株のような
現物取引は厳しいと思います。
主な理由は売り買いが同時にできないからです。それでは大きく乱高下する場面では
厳しい取引を虐げられることとなります。早ければ今年後半にもそうした影響が出始め
ると思いますので、大きなポジションを建てるのは厳禁です。
不況時には混乱が続きますので、どちらに転んでも良いようなポジションを建てる必要
があります。また、
分散投資効果は期待できない上に足枷となります。
単一銘柄に対してシンプルな取引が有効なのです。
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ETFなどが注目されることを願います。
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