先物とオプションがデリバティブの中核にあるわけですが、先物取引の特徴は、取引の対象、
単位、決済期日、価格変動最小単位における仕様が、定型化されております。
こういった取引に関することを定型化することによって、市場参加者の欲求を満たす流動性の
高いマーケットを形成することを目的に行われております。たとえば、東京金融先物取引所の
ユーロ・円3ヶ月金利先物は、取引単位1億円、期間3ヶ月の預金金利を対象にしています。
一方、決済期日は3、6、9、12月の12限月取引制です。そして、東京証券取引所の長期国債
先物に関しては、取引単位1億円、償還期限10年に設定されています。
そして、クーポンレート6%の長期国債を対象にしてます。また決済期日はは3、6、9、12月の
3限月取引制です。ですので、金利先物および国債先物に関しては一般の個人投資家が取引
に参加するのは一般的ではありません。
上述したことに対して、先渡し取引は、取引の当事者間で自由に取引単位、決済期日等が決
められるテーラーメードの商品を対象に取引するのが特徴となっています。
依然として、プロ中心に取引されているのですが、ここ数年の間にようやく、国内の金融市場
にて先行きに対する危機感から業界再編成の動きが活発化しております。
そして、こうした動きにともない、個人投資家を積極的に呼び込むために商品の小口化が進ん
でいます。大証が日経225先物を小口化した日経225miniを同証券所の主力商品に押し上げ
たことを受けて、今後一般向けの
金融商品が続々と誕生することが期待されます。
『タグ』
デリバティブ オプション取引 先物取引 金利先物 国債先物
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