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何もせずに追証が発生する仕組み - デリバティブを始める為のオプション・先物取引入門





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何もせずに追証が発生する仕組み


日経225先物取引や日経255オプションのようなデリバティブ関連商品の大きなメリットの一つ
として、証拠金取引によるレバレッジ効果の高さがあげられます。



これにより、少ない資金で大きな取引ができるので、利益が出せる場面では、非常に投資効果
が大きく、株などの現物取引とは比較になりません。



理論上では数十万円の証拠金をおさめれば、取引できるわけですが、証拠金には余裕を持た
せる必要があります。日経225先物や日経225オプションを取引されるのであれば、最低でも
300万円程度の資金を確保してから始められるべきです。



理由としては、数十万円程度の証拠金で取引しようとすると、何もしていないにもかかわらず、
追証が発生する可能性があるからです。特に大きく相場が動く場面では注意が必要です。



証券会社は毎日顧客が実際に取引した金額と、日経225先物の差額を計算します。そして、
納められた証拠金から加減します。ちなみにこれを値洗いといます。



この値洗いが行なわれた結果として、顧客の口座に必要最低証拠金を下回ってしまうと追証
といって、よく営業日までに追加保証金を入金しなくてはならなくなります。



一時期ほどではありませんが、金融不安が依然として広がっているため、大きく相場が変動
する場面が度々見られます。数ヶ月相場が動かずに、ある日を境に一気に相場が変動する
ことにより、SPAN証拠金が跳ね上がってしまいます。



ですので、何も取引していなかったとしても、必要最低証拠金が一気に上昇してしまったこと
によって、追証が発生してしまうこともありますので、十分注意してください。


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