スプレッド取引は、2銘柄(商品)の買いポジションと売りポジションを組み合わせた両建て
取引です。一般の投資家がスプレッド取引を行う際は買いポジションは現物取引、
もしくは信用取引のどちらでも問題ありません。
一般的にスプレッド取引を行う際には売りポジションは信用取引の空売りを利用する場合
が多いとされています。スプレッド取引は、2銘柄(商品)の両建て取引です。
このため、市場全体の受給バランスによる価格変動の影響を受けにくいとされているため、
ファンダメンタルズを過度に意識せずに取引できます。
ただし、個々の銘柄(商品)が市場全体に影響をもろに受ける場合や、ほとんど市場の影響
を受けない銘柄(商品)も存在します。ですので、組み合わせる2つの銘柄によっては市場
から受ける影響は当然のことながら大きく異なります。
実際の取引では、2銘柄の株価(価格)の差の拡大、縮小を予想するために必要な要因は
色々ありますので、慣れるまでは多少難しさを感じるかもしれません。
一方、スプレッド取引のデメリットとしては、売り買い2つの取引を同時に行う必要がある
ことから手数料等の取引コストが通常の取引と比較した場合、コスト高となります。
そして、2銘柄(商品)のスプレッドが、予想に反して思惑を大きく外れることとなった場合
でも損失が限定されことはありません。
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