米紙ウォールストリート・ジャーナルによりますと、米証券大手ベアー・スターンズ
がモーゲージ担保証券(MBS)取引で、サブプライムモーゲージを担保とした証券
の市場を操作しようとしているとの抗議が一部からあがっているもようです。
その一部というのが他でもないヘッジファンドのファンドマネジャーらが非難している
というのですから、逆のように思えてなりません。
またウォールストリート・ジャーナルによりますと、ヘッジファンド、ポールソンを運営
しておりますジョン・ポールソン氏が今回の疑惑の件に関して詳細に述べており、
主な内容は以下のとおりです。
ベアー・スターンズが、急激に価値の下がっている個別のモーゲージを購入すること
により、下落するMBS相場を下支えすることでスワップ取引で巨額の支払いを回避
しようとしていると指摘しております。
今回ポールソン氏がベアー・スターンズを非難したことで、ベアー・スターンズからの
正式なコメントは今のところないようです。
しかし、ウォールストリート・ジャーナルによりますとと、ベアー・スターンズのモーゲージ
部門責任者はこうした指摘を否定しているもようです。
もし、ポールソン氏が指摘したことが本当だったら大変なことです。
※投資は必ず自己責任の範囲内でお願いいたします。
投資する前に各機関から発表される正式な開示情報をご確認ください。
利用者の損害について、誤字、誤配信を含め、いかなる場合においても
当方では責任を負いませんのでご了承ください。
デリバティブが分かる金融取引入門トップへPR